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気になる作品(短編集)

こちらは本館HPの長文レヴュー以外の短文のレヴューを整理してみました。

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公主月奇譚

こちらは以前プレイさせていただいた
「蒼き森の時使い」を製作された「夜天地図」さんの次作品です。

レヴューはこちら↓
http://happanokimoti.gg-blog.com/Entry/56/

「蒼き~」が面白い作品だったので
期待して、さっそくDLしてプレイさせていただきました。
(気が付くのが遅かったですが)

しかし、これまたなんていうダークな!
「蒼き~」には「ヤンデレ」だけダークワードがありましたが
こちらの作品はプラス「猟奇的」・・・うわ~い。

でも、それは後で知ったこと。
2番目に銀連の「ひ~~っ!」と思うようなEDを見て思い知りました。

EDは16個ぐらいあったかな。2日間でコンプリートしましたが、
正直言いまして、Happy Endが少ないです。
むしろ、救われないEDが多くて、プレイ1日目は、むなしさにあふれました。

でも、話にはすっごく引き込まれました。
実は3つのゲームを同時にしていたのですが、他をそっちのけでやってましたから。
しかも、攻略というかいろんなEDを網羅するには
相手の好感度がよくなる選択だけではいけないというところも面白いし
何より、攻略相手1人だけ考えていればいいのではなく
複数の相手の感情によってルートが変わると言うのも面白かったです。
いわゆるライバルイベントみたいな?

顔グラと立ち絵はよいです。
スチルの絵はすみません。まだちょっと頑張ってほしいと思いました。
余談ですが、主人公のお母さん、思い出がほとんどで直接出てくるわけではないのに、すごく存在感ありますよねえ。

さて、前置きが長くなりましたが、この話は中華風の国の公主、つまりお姫様が主人公なのだけど、立場が皇帝の「姉」というちょっと変わってるのですよね。
本来皇帝の妃であふれる後宮に、帝の姉しかいない異質さ。
しかも、纏足をしていないから嫁げもしない。
一生、宮の中で過ごすことを諦めている。
そんな主人公・碧雲が、ある日出会ったのは、月の神。
その神は、人の感情を食べているらしく、碧雲にそれを集めてほしいと頼む。
その代りに1つ願いを叶えるという。
毎日が退屈だった碧雲は承諾し、出会う人とおしゃべりをして感情を集める中
思いもよらない展開になっていく・・・という感じ。

ん~、この主人公は・・・あんまり好きじゃないなあ
箱入り娘だから仕方ないけど、警戒心なさすぎ。だまされすぎで、流されやすい。
でも、そんな性格だからこそ、この話がつながるのだなとは思います。

攻略というか、EDにかかわる相手は大きく3人。
みんな、普通には結ばれない相手です。(障害があるってこと)

『天龍』・・・現皇帝であり、碧雲の異母弟
この人ね~、立ち絵の顔からして「やばい」と思ったよ。
だから、姉に懸想していると最初からわかったね。
こいつが1番のヤンデレ。
結構、シスコンの兄弟の話って好きなんですが
ここまで来ると、ちょっと怖いよ~~
なんでだろう?他の私が好きな「姉さん大好き・人に殺されるぐらいなら自分が殺す」というキャラに比べて、なんで嫌悪感があるのかと考えてみたらば
やっぱ権力があるからかなあ・・・
いや、好きな相手を守らないからかも。本当の意味で。自分の手は汚さず。
周りの堀を埋めるように、じわじわと相手を追い込む、まさに粘着気質な人ですよ。
だもんで、一歩引いているEDが1番平和だよね。

『銀蓮』・・・美人な月の巫女
なんだけど、実は・・・って、バレバレです。
ただ、この人もルートによってかなり差があるので
ひどいEDはヤンデレの猟奇的・マシなEDはダークな秘密をかかえて相手を守るEDですか。
まあ、おまけの裏話の「その後」で、多少救われますけどね。
ていうか、結構ラブラブvでにやけます。
でも、何も問題なく二人が一緒に過ごせる話はできなかったのかなあ。
雪家の兄貴を失脚させて、当主になりかわるとか。
二人のHappyEndが見たかったです。
ビジュアルは好きですv銀蓮が1番性格もかっこいいですね。
でも、民族的な風習の「纏足」が重要ポイントになる流れは自然でうまいものだと思いました。
うまく走れない銀蓮の思いを想像すると、見ていて辛いですね。
あの「~ですわよ?」とかいうお嬢様言葉が癖になりそうです。

『世鏡』・・・公主に幼いころから使える宦官
宦官といえば、後宮に仕えるためアレをちょんぎった人たちなので
当然女性と肉体的に愛し合うことは制限されます。
なので、実際のところ体は結ばれない相手ですが、1番心がつながっている相手でもあります。
そのせいもあり、EDはもの悲しいものが多くて切ないです。
正直、世鏡のEDを全部見てホッとしたのは、
「よかった~!!世鏡がヤンデレじゃなくて。猟奇的にならなくて」と思いました。
もう、いつ表情が激変するか、殺されるかとドキドキしましたが
そういう場面がなくてよかったです。
世鏡では、唯一正当な夫婦になれるルートがありますが、癒されます。
一方で普段物静かな人が、激情を見せる場面はぐっときます。

あとは、月の神『月祥』とのEDが好きですね。
はあ、怖かったけど、楽しませてもらいました。
ありがとうござます。


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